自分に正直に生きる
大切にするべき事は「自分に正直」であること。
こうした言葉を誰もが言うと思います。
はたして、どれぐらいの人が正直に生きているのだろうか?
言葉とは裏腹に、現実は自分自身を偽り、また体裁を装って生きているのではないですか?
「自分に正直」
とても現実的であり、また非現実的でもある。
なぜなら、自分に正直に生きている者に対して、多くは批判的な態度に出る。
おそらく自らが、自分に正直に生きられないことに対して、実際に偽ることなく正直に生きている者への、ある種の嫉妬や妬みであろう。
だから、偽りの無い正直な生き方をすることは、難しく現実的でないとも言える。
最終的には自分自身の問題となり、周りや社会からの風当たりなど振り払ってでも生きる覚悟ができる者だけが「自分に正直」でいられるだろう。
やりたい事もやれず、個性すら抑えて生きていく。
他人の目を気にしながら、周りからの評価を意識しながら身の振りを考え、みんなと同じ事をしなければいけないと自分に言い聞かせ生きている。
ある程度の人は気付いているはず。
しかし、周りから認めてもらえないことの怖さに、自分自身を押し殺す・・・
人生において、これほど愚かなことはない。
周りの者達や家族が批判的であるならば、それは自分自身が同調主義者ではないという証でもある。
だから、むしろ喜ぶべきだと。
そうした者達とは違った自分があるということ、どんな色にも染まることのない、自分自身の色を持っているのだから。
自分を最も理解していて、最良の理解者とは「自分自身」である。
自分の持つ価値観や個性を、自ら否定することだけはするべきではない。
もっと自分に正直に生きてもいいはずだと、実際に行動することで敵が増えたとしても、同じ様に正直に生きている者達が理解者となり現れるはずです。
正直に生きることで人生は豊かになると思います。